供物
供物を乗せる供笥(くげ)〔華束(けそく)〕・仏飯器〔仏器〕・中板、供物である須弥盛・杉盛・段盛具、供物に間接的にかかわる紙方立・仏華松・盛糟・仏器箱、葬儀に使用される根菓餅(こんかぺい)・紙花(しか)を掲載しています。
供笥の歴史
供笥の起源は、「公卿(くぎょう)」にあります。三位以上の公卿に食事を供する場合、折敷(おしき)を台に乗せ、その折敷の上に皿に乗せた料理を提供しました。この風習から台付きの膳を「公卿(くぎょう)」と呼び、やがて「公家(くげ)」と名称が変化した結果、公家への配慮から「供笥」の字が当てられました。
紙方立は、料理が崩れないように紙で皿の周囲を囲った「饗立(きょうたて)」を起源に持ち、「方立(ほうたて)」の字が当てられました。
浄土真宗の供笥
本願寺派の供笥は、六角型および八角型を使用し、大谷派は八角型を使用します。主に須弥壇の高欄内に設置した供笥を載せる台に乗せるか、卓の上に直接置きます。
本願寺派の慶讃法要(きょうさんほうよう)や一般法要では、六角型および八角型の金箔押しの供笥を用い、宝相華模様の彩色で加飾されたものを設置する場合もあります。金地に赤の縁を回した方立を使用します。
大谷派の供笥は、報恩講には金溜供笥(きんだめくげ)に金地赤縁の方立を使用し、一般法要では桧木地仕上げの供笥に白地赤縁の方立を使用します。葬儀中陰では銀溜供笥(ぎんだめくげ)に銀地紺縁の紙方立を使用し、さらに根菓餅を乗せた銀箔押しの四方台も使用します。
旧来、餅や菓子などの供物を乗せた供笥を「華束(けそく)」や「華足(けそく)」、「華飾(けしょく)」と言いましたが、近世あたりから供物と供物台は分けて考えられ、供物台を供笥と呼ぶようになりました。供物は盛り方により、わら芯や木芯の軸の周囲を盛りつけた「杉盛」、上部に膨らみを持つ形に盛り付け「肩付き」とも称された「須弥盛」、饅頭などの菓子を串刺しに盛りつけた「串盛」、直接供物を乗せた「直盛」、三段程度の棚板を持つ段盛具を利用して供えた「段盛」などがあり、弊社の杉盛や須弥盛とは、それらの盛り方を模した木製または樹脂製の供物の模造品です。
浄土真宗の仏飯器
仏飯器〔仏器〕は、僧侶が食事の時に使う食器の「鉢」と「鉢支え」が合体したもので、密教法具の飯食器(おんじきき)から発展し、仏へのご飯の給仕に特化して使用されるようになりました。本願寺派では蓮の蕾(つぼみ)をイメージさせる円錐形に盛りつけますが、大谷派では中板を敷き、その上に割盛槽(わりもっそう)や突出盛槽(つきだしもっそう)を利用して、蓮の実をイメージさせる円筒形に米の形を整えます。本願寺派では蓮華模様を入れた仏器を用いることもあります。仏飯器の移動に便利な仏器箱は 、お持ちの仏飯器の大きさや数量に合わせて製作します。
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