香炉・香合
香合と香炉を掲載しています。
浄土真宗の香合
香合は、薫香を入れる蓋つきの容器で、木製、金属製、陶器製があり、「香盒」と書くこともあります。また、「合子(ごうす)」とも呼ばれます。
浄土真宗では漆塗りの香合に宗派紋を蒔絵で表現した定紋付香合がよく用いられ、筋入朱漆塗香合も用いられます。内部に金箔をほどこした豪華な香合もあります。
弊社の香合は、最上、極上、特製の等級の別があり、最上と極上には本体と蓋の内面に金箔を押し、特製は内側を漆塗りで仕上げています。最上には定紋が立体的に見える「江戸高(えどだか)」という技法で蒔絵を施し、極上と特製には平面的に金粉を蒔く「平の消し(ひらのけし)」技法を用いています。
香合には、横から見ると四角に見える角型と、横から見ると貝の形に見える蛤型(はまぐりがた)があります。加飾の技術でも、漆を塗り重ね、その厚みの範囲で彫刻を施した「堆朱(ついしゅ)」や、木地を立体的に彫りこみ、漆を塗った「鎌倉彫」、青貝を薄く剥ぎ漆で塗り固めた「螺鈿(らでん)」細工など、特別な技法を用いた香合があり、弊社ではそのような特別な香合を別誂品「卯兵衛印(うへえじるし)」の香合として販売しています。
香合は香炉の手前か右手に置き、中に入れた抹香をつまんで香炉にくべますが、その焼香回数が宗派によって決定しており、本願寺派ではおしいただかず1回、大谷派ではおしいただかずに2回くべます。仏教諸宗派によって、おしいただいたり、くべる回数に決まりがあります。
浄土真宗の香炉
香炉には、卓や壇の上に据え付けて使用する据香炉(すえこうろ)と、僧侶が手に取って使用する柄香炉(えごうろ)があります。柄香炉は僧具に掲載しています。
据香炉には、恩賜型香炉(おんしがたこうろ)・角香炉・外陣香炉・蓮型立焼香香炉・縁付香炉(へりつきこうろ)・栗鼠香炉(りすこうろ)などがあり、素材は銅合金である真鍮や唐金で製作します。また、陶器や磁器で作成した土香炉(どごうろ)があります。
本願寺派では、釉薬(ゆうやく)を塗り青磁色にした無地の陶器製土香炉を使用し、その形状から「玉香炉」とも言います。一方、大谷派では中尊前に牡丹唐草柄を透かし彫りにした陶器製の香炉を供え、中子を落として灰を入れます。祖師前には鼎型香炉(かなえがたこうろ)〔天龍寺型香炉〕を置き、御代前や余間には浮絵入香炉を供えます。浮絵入の柄は忍冬唐草文様(にんどうからくさもよう)が用いられています。
高田派の麟鳳型具足(りんぽうがたぐそく)では、土香炉を用いず金属製の香炉「前香爐(まえこうろ)」を置きますが、この香炉には麒麟が乗っています。蝋燭台には鳳凰が象られ、その足元には玄武が据えられます。そして花瓶には龍が巻き付いていて、それぞれ白虎(びゃっこ)・朱雀(すざく)・玄武(げんぶ)・青龍(せいりゅう)に見立てられ、四神を一堂に会した意匠をしています。
香炉に抹香を盛り、「附茸(つけだけ)」というキノコの乾燥したものに火をくべて燃香する作法がありますが、この抹香と附茸の代用として線香が用いられ、現代では附茸の代わりにタネ炭を用います。浄土真宗では燃香する際には線香を寝かせて使用します。
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