机
こちらではご本堂以外の会館や葬祭場など、来客の多い場所やイベントなどでご利用いただける机を紹介しています。受付用机や手荷物置きにもご使用いただける机や、脚を折り畳んで座卓としても使用できる机のほか、収納場所を取らず手軽に設置鉄橋が可能で、多用途にご使用いただける各種机なども併せて掲載しています。写経、法話、接客など、用途に合わせて様々な用途にご使用いただけます。
机の歴史
今では私たちの生活の中で欠かすことの出来ないものとなった机も、実は明治時代になるまでは日本ではあまり一般的な家具ではありませんでした。万葉集には大伴家持の歌として「高杯に盛り 机に立てて 母に奉りつや 愛ず児(めずこ)の刀自(とじ)」と「机」について記していありますが、この机はどちらかというと、今の机(テーブル)のように家族で揃って飲食をするような大型のものではなく、飲食の器を載せる「お膳」のような台だったと云われています。
日本で机というものが使われ始めたのは、奈良時代に仏教と一緒に経机が伝来してからとされ、平安時代後期に入ってから宮中や官庁、寺院などで書記用として「文机(ふづくえ)」が現れましたが、それでも身分の高い人だけが使うことの出来る特別なものでした。鎌倉時代に入って、武士や僧侶の社会的な身分が高くなったことで、文字を書くことの出来る人が増えるに従い、机の利用も広く一般的なものに変化していきました。
しかし、江戸時代に入り、本格的な武家社会の到来とともに上下関係が重要視されるようになると、親子や夫婦間でも食事を同じ場所ですることはなくなったため、机の代わりに膳が用いられるようになりました。その後、明治時代に入って、西洋のテーブルについて食事をするマナーが伝来するのと時を合わせて、平等や権利の意識が一般に浸透すると、同じ机を家族が囲んで食事ができる「ちゃぶ台」(語源は中国語の卓袱台からとも云われています)と呼ばれる、和室でも扱いやすい足の短い机が広く普及していきます。そして、昭和に入り、西洋のようなリビングが一般家庭に普及し始めてから、現在のような椅子に座って使用するタイプの机が主流となりました。
机の由来と卓
机は元来、漢字では「几(き)」の文字で表わします。これは台に足がついた現在のテーブルを意味し、飲食物を載せたりするために使用するものを形で表現しています。日本語の机は、天板を四本の枝で支えていることから「ツキエ(突き枝)」と呼ばれていたものが、語源と云われています。
また、中国や西洋から高足の机とその文化が伝来するまでは、日本では食事や書き物をすることに机を使う習慣はなく、主に神々への供物など地面には置けないものを机の上に置いていたようです。その意味では、日本における机は、過去、物を置くための台である「卓」と同じ役割の調度品として受け入れられてきたようです。そのため、日本の仏具の世界では「経机」=「経卓(きょうじょく)」、「焼香机」=「焼香卓(しょうこうじょく)」など、同じ用途の物を置く台に「机」と「卓」の二通りの漢字が用いられています。
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