僧具(浄土真宗)
僧具とは、僧侶が日常生活において使用する道具や衣服の総称です。釈尊は「僧侶には3枚の袈裟(けさ)と乞食(こつじき)をする際の鉢が1つあればよい」と言い、釈尊没後に記された『梵網経(ぼんもうきょう)』下巻には一年間の僧侶の生活規範が示されました。そこには「比丘十八物(びくじゅうはちもつ)」といわれる法衣や錫杖(しゃくじょう)およびかみそりなど、僧侶が備えるべき日常生活必需品が18種類挙げられています。
僧具の歴史
僧具の一つである袈裟は、インドでは下着の上にまといましたが、インドに比べ寒冷な中国では衣服の上から着用したようです。時代の変遷や日本への伝播に伴って、次第に変化していきました。
僧侶の持ち物にもその特徴が現れます。たとえば数珠(じゅず)はインドにおいてそれほど多く用いられなかったようですが、中国では遺物も多く見受けられ、日本では様々な宗派に対応した数珠の形状ができました。もう一つ、日本独特の発展を遂げた僧具の一つに桧扇(ひおうぎ)が挙げられます。公家が衣冠装束をする際に持った桧扇は僧侶の持ち物としても採用され、やがて親骨の中ほどから広がった形を持つ中啓(ちゅうけい)へと変化していきました。その他の僧具としては払子(ほっす)や麈尾(しゅび)などがあり、これらも仏教がインドから中国・朝鮮半島を伝播するにしたがって僧具に取り入れられました。インドから使用された払子や、中国から用いられた麈尾の他、如意(にょい)や竹箆(しっぺい)なども僧侶の威厳を示すために用いられます。
浄土真宗の僧具
京都の仏具店は法衣を取り扱わず、法衣は法衣店が取り扱うという慣例があるため、当社が取り扱う僧具はかみそり・華籠(けろう・けこ)・柄香炉・葩(はなびら)など僧侶が手に持つ仏具と、浅沓(あさぐつ)・草鞋(そうかい)・藺草履(いぞうり)など足に履く仏具に分類して掲載しています。
現在の浄土真宗各本山では保持法や執持法という儀式法規が決まっており、着用する法衣に合わせて、数珠や中啓・桧扇などの持ち物だけでなく履物にも決まりがあります。親鸞聖人の大遠忌〔御遠忌〕が50年毎に厳修され、その都度儀式作法が改められてきました。本願寺派第22代門主鏡如上人の時代に、僧侶の持ち物や履物を含む僧具に関しての規定も大々的に整備され、現代に至ります。
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