僧侶持物
僧侶が手に取って使用する仏具を掲載しています。
柄香炉、手燭、かみそり、華籠(けろう・けこ)・華籠収納箱、華葩(けは)〔葩(はなびら)〕、持蓮華(じれんげ)、中啓(ちゅうけい)、夏扇(なつせん)、桧扇、念珠が含まれます。
浄土真宗の柄香炉・持蓮華
柄香炉は、法要前に据香炉箱(すえこうろばこ)の中に納め、法要中には礼盤一式の脇卓に乗せ、登礼盤の作法時には手に持ちます。時宗で用いる持蓮華は、蕾(つぼみ)を模した木製の蓮華にまっすぐな柄がつきますが、浄土真宗で使用する持蓮華は、花開いた蓮華を模した木製で、柄が鈎状(かぎじょう)に曲がっているため脇卓に乗せて自立させることができます。なお、浄土真宗の持蓮華は、法要を執り行わない平常時の礼盤脇卓に乗せる「礼盤一式の装飾仏具」と言えます。
浄土真宗の華籠と華葩
華籠は、仏前に供える香花を盛った竹製の籠(かご)を指し、「華皿(はなざら)」とも言います。次第に金属製や皮革製のものが現れ、生花も花びらを形どった紙で代用されるようになりました。
この華籠ですが、本願寺派では「けろう」と呼び、紐の先端には円筒形の「しず」が付きます。大谷派では「けこ」と呼び、紐の先端にはイチョウの葉をかたどった金具と鈴型金具が付きます。紐にも特徴があり、真宗各派の間で色が違ったり、法要によって三色のうち前に向ける色が違ったりします。
花びらを象った紙を「華葩(けは)」や「葩(はなびら)」と言い、浄土真宗では阿弥陀如来の周りを歩きながら読経する行堂(ぎょうどう)の作法時に、数回に分けて空中に投げ放ちします。このはなびらを投げ放つ行為を「散華(さんげ)」と言い、外陣にこぼれ出た華葩は法要の記念として持ち帰ることができ、本のしおりなどに使用される方もいます。
浄土真宗の扇
中啓は法衣の胸元に納める法具で、「親骨が中間あたりから啓く(ひらく)」形状なので、中啓という名称となり、別称を「末広(すえひろ)」とも言います。もともとは、宮中の公卿が夏季の衣冠直衣(いかんのうし)をまとう際に限って使用したもので、一説には室町時代に生まれ、いつからか仏教儀式にも用いられるようになりました。
また、桧扇は平安貴族の持ち物に起源を持ち、桧の薄板を扇状に連結したものです。本願寺派では七条袈裟(しちじょうげさ)着用時に桧扇を持ちましたが、第二十二代門主鏡如上人が明治41年(1908)に僧侶の服装改革を行った結果、現在では色衣(しきえ)・黒衣(こくえ)どちらでも中啓を持つようになりました。一方、大谷派ではいずれの場合にも桧扇を持ちます。
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