臨済宗
臨済宗について
臨済宗は、中国唐代末から五代にかけて形成された禅宗「五家七宗」の内の一つで、入宋僧(にっそうそう)栄西(えいさい)によって日本にもたらされた、鎌倉時代に興った仏教宗派の一つです。臨済宗で行われる問答や逸話を「公案(こうあん)」といい、白隠禅に代表される臨済宗の禅は「看話禅(かんなぜん)」と言われます。臨済宗では壁を背にして坐禅を組みます。
臨済宗では、日常生活自体が修行であり、生活態度をもって教えを説くことを「以身説法(いしんせっぽう)」といって尊重されています。『大般若波羅蜜多経』『金剛般若経』『般若心経』がよく読誦(どくじゅ)され、『語録』も盛んに読まれます。
臨済宗の宗派
中国宋代の「五山十刹」という官寺制度を倣い、日本でも京都五山〔別格:南禅寺、五山:天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺〕や鎌倉五山〔建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄明寺〕が設定されました。
現在の臨済宗では、南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、建長寺、円覚寺、大徳寺、妙心寺、国泰寺、向嶽寺、永源寺、方広寺、佛通寺、興聖寺の15本山があり、それぞれの宗派を構成しています。
臨済宗の開祖
栄西は「ようさい」とも読み、永治元年(1141)備中国賀陽郡〔現在の岡山市から吉備中央町〕の生まれで、久寿元年(1154)14歳になると比叡山延暦寺で出家得度し、仁安3年(1168)入宋し禅宗を学んで日本へ帰国、建久9年(1198)『興禅護国論』を記して禅宗の必要性を説きました。『喫茶養生記』を記し、日本へ茶の文化を紹介したことでも有名です。
臨済宗の荘厳について
臨済宗の伽藍は、山門〔三門〕・法堂(はっとう)・仏殿・庫裡(くり)・東司(とうす)・浴室・僧堂が整然と並んだ「七堂伽藍(しちどうがらん)」を基本として、僧侶の生活そのものが修行となります。禅宗寺院の建築様式や用いた仏具は、それまでの日本の寺院建築や仏具に大きな影響を与え、様々な変化をもたらした点でも功績が大きかったと言えます。
臨済宗本山の仏殿には釈迦如来を安置しますが、一般寺院ではそれぞれの由緒をもつ仏を本尊とします。禅宗によって日本にもたらされた仏具は非常に多く、特に木魚は禅宗から浄土真宗以外のほとんどの仏教宗派に用いられるようになった梵音具として有名で、坐禅の際に肩や体に落とされる警策(けいさく)も禅宗で用いられる著名な法具の一つと言えるでしょう。
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