ご注意ください!
ご使用いただけるのは、金属の地肌がそのままの真鍮製の仏具です。メッキや箔押し、宣徳、煮色、青銅色などの着色された仏具にはご使用いただけません。また既にコーティングがされている仏具についてもご使用いただけませんのでご注意ください。
おりんなどへの使用は要注意
素材に錫を含む佐波理(さはり)などの仏具(おりんなど)には変色の恐れがあるため使用できません。ご注意ください。
浸ける時間は30秒
仏具を洗浄する際には、30倍程度に薄めたニューテガールに仏具を浸します。30秒程したら仏具を取り出し、付属のスポンジで軽くこすると手早く綺麗にすることができます。
仏具を洗浄液に浸ける際は30秒以上浸けないようにしましょう。30秒以上浸けてしまうと金属の質感などが変わってしまう可能性があります。ご注意ください。
セットのご案内
ニューテガールにはお磨きに便利なブラシや研磨剤入りのダスターなどが、予めセットされているので、購入後すぐにお磨きすることができます。
ニューテガール(小 / 100cc)セット内容
- ニューテガール100cc×1本
- テガール・ダスター200mm×100mm× 1枚
- 真鍮ブラシ×1本
- スポンジ×1個
ニューテガール(中 / 250cc)セット内容
- ニューテガール250cc×1本
- テガール・ダスター200mm×200mm×1枚
- 真鍮ブラシ×1本
- スポンジ×1個
ニューテガール(大 / 2L)セット内容
- ニューテガール2,000cc×1本
- テガール・ダスター300mm×200mm×5枚
- 真鍮ブラシ×1本
- ナイロンブラシ×1本
- スポンジ×1個
浸けて流すだけ!力がいらないからお磨きが楽!
金属製仏具には錆のほか、ろうそくやお線香から出た油煙とほこりが混じりあった煤がこびり付いてしまうため、ぴかぴかの状態を維持するのはとても大変です。また、お手入れする際も、重い仏具を金属磨きを付けた布で隅々まで磨くのに、力も人手も必要です。
ニューテガールは薄めた洗浄液に仏具を浸けるだけ。洗浄液が仏具の表面の油脂汚れを分解し、錆を落とします。人手が確保できない場合や、お磨きに時間がかけられない場合にお勧めの商品です。
ニューテガールが使える仏具・素材
「ニューテガール」は真鍮や銅の地金をそのまま使用した無着色の仏具でのみご使用いただけます。着色してある仏具や、金箔、鍍金(メッキ)した仏具に使用すると、色落ちや変色を起こす可能性があるため、使用しないでください。
「ニューテガール」がご使用いただける仏具・素材
- 真鍮製無着色の三具足、五具足(蝋燭立、香炉、花瓶 など)
- 仏飯器
- 菊灯・輪灯
- 各種法具類(護摩器、前具、洒水器、塗香器、金剛盤 など)
「ニューテガール」がご使用できない仏具・素材
- メッキしてある仏具
- 金箔が押してある仏具
- 着色してある仏具(宣徳色、黒色、青銅色の仏具)
- 佐波理(さはり)製のおりんなど、錫を含む仏具
- 既にコーティングしてある仏具
商品についてのQ&A
ニューテガールで仏具がピカピカになりますか?
次の手順に従って洗浄していただければ綺麗になります。ニューテガールを希釈した洗浄液から出すときに、付属のスポンジで汚れが目立つ部分を優しくこすってください。次によく水ですすぎ、完全に乾燥させたら、付属のテガールダスターで磨き上げます。テガールダスターには研磨剤が含まれていますので、洗浄後に残った汚れも綺麗にできます。
ニューテガールが使用できるのはどんな素材の仏具ですか?
真鍮や銅をそのまま使った仏具にご使用いただけます。ただし、宣徳や青銅色に着色してある仏具には使用しないでください。色が落ちてしまう可能性があります。
ニューテガールの洗浄液に直接触れても大丈夫ですか?
洗浄液にそのまま手で触れるのはお勧めしておりません。作業する際はゴム手袋を使用するなど、できるだけ直接洗浄液に触れないように作業してください。また、目や口などに入ってしまった場合には、流水でよく流し、すぐに専門の医療機関で診断を受けてください。
付属のダスターが黒ずんできました。洗った方がいいですか?
付属のテガールダスターは研磨剤が含まれているので洗うことはお勧めしておりません。使用していると黒くなってきますが、仏具を磨き上げるのには問題ありません。そのまま擦り切れるまでお使いいただけます。
金属製(真鍮)仏具の磨き方
黄金のような輝きと、加工のしやすさから金属製の仏具は主に真鍮を素材に製作されています。しかし、真鍮は酸化しやすいため、メッキ処理や着色加工を施さずに放置していると変色してしまいます。そのため、定期的に仏具の表面を磨いておく必要があります。
お磨きには水や洗浄剤を使用するので、水道が近く作業するのに濡れても大丈夫な場所を選びます。場所が決まったら、次に新聞紙やシートを広げて仏具が並べられる場所を作ります。用意が出来たらお磨きする仏具を丁寧にご本堂から運びましょう。その際、仏具は両手でしっかりと下から支えるようにして、ゆっくり持ち上げてください。
お磨きする仏具を水洗いして表面についた埃を洗い流してください。もし水洗いできない場合は、毛羽たきや、硬く絞った布などでほこりを優しく取り除きます。ホコリには、花粉や砂粒など目に見えない大きさの微粒子が含まれており、ホコリをちゃんと取り除かずにそのままお磨きしてしまうと、仏具に細かい傷がつき、せっかくお磨きしても曇ったような仕上がりになってしまう恐れがあります。
仏具を分解します。香炉や花瓶、輪灯などは細かいパーツがあるので、部品がなくならないように気を付けましょう(各部品には番号や刻印が付いているものがあるのでご確認ください。スマホで撮影しておくことで元の状態を確認しやすくなります)。この時、仏具の状態をよく観察しておくと良いでしょう。過去のお磨きで使った研磨剤が目地や彫刻の溝に残っているようなら「みぞきれいぴかっと」で綺麗にしておきます。
たっぷり水をはった樹脂製のタライやトロ舟を(できれば)二つ用意します。その一つに液体金属磨き「テガール」を入れよくかき混ぜ、30倍程度に希釈、仏具を希釈液の中に浸けていきます。仏具を浸す時間は約30秒程度にしてください。それ以上浸すと変色や損傷の恐れがあります。また、薬剤で手が荒れるので、作業の際は手袋をするようにしましょう。(金属製のたらいを使用すると、たらいの汚れが仏具に付着する可能性があります)
洗浄液だけで綺麗にならない場合は、柔らかいスポンジや歯ブラシで丁寧に擦ります。洗浄液から取り出した仏具は、もう一つのタライでよくすすぎます。この際、洗浄剤が仏具に残らないように、しっかりと洗浄するようにしましょう。
すすぎ終わった仏具は、丁寧にタオルなど柔らかい布で水分を拭き取って乾燥させます。水気をしっかりと拭き取ったら、付属の研磨剤入りのダスターで、曇りや錆がなくなるまで優しく丁寧に磨きます。隙間や溝に研磨剤が残る場合は、歯ブラシなどで研磨剤が残らないように取り除きます。
磨き終わったら磨き残しがないか入念にチェックしましょう。チェックが終わったら、金属の表面に残った研磨剤成分を、布やウェスでしっかりと拭き取ります。最後に仏具を組み立て、元の場所に安置したら終了です。
お磨きが大変だと感じたら
弊社では金属製仏具の表面にコーティングを施す「磨きノンコーティング」をお勧めしています。仏具の表面にセラミックとガラスコーティングを施すことで真鍮の表面が空気と接触しなくなるため酸化を防ぎ、長期間にわたって変色から仏具を守ります。詳しくは下のバナーからご覧いただけます。